実はプリンセスはネコ耳だったらしい
漫画では普段は目立たないキャラがピンチに突然才能を発揮したり、三枚目キャラが実は真の実力を隠すためのフェイクだったという話もよくありますし、お手伝いさんが実は高貴な家の出だったなんてことはお約束にも程があります。
我らがプリンセスレイチェルも実はネコ耳の才能をお持ちだったらしく、私も驚きを隠せません。
…ある時友人にレイチェルを“ネコ耳の女の子”と形容されて“?”と思ったのですが、どうも髪型を見てネコ耳を連想したようで。お魚が好きな水の国のお姫さまだと説明したら、猫だから魚が好きなのねと言われてしまい、納得するしかありません。魔女っ子の衣装を着ている時は普段と同じ素顔のままでも正体がばれないといいますし、ネコ耳属性といわれて特に何かが変わったわけでもありませんが…。
●人はもっともらしい理由があると安心する
意味もなくメイド服を着る女の子に優しい私たちですが、意味もなくネコ耳が付いているキャラに拒否反応を示すことは少なくありません。ネコ耳、すなわち猫のような耳を頭に持ったキャラクターまたはその耳そのものを指します。(表記:ネコ耳・ネコミミ・猫耳 etc)人気の萌え要素ながらネコ耳は人間の現実の生活とはなじみが薄く、特異さやメッセージ性も強いだけに、意味もなく使われるとあざとさを感じやすいのかも知れません。それでもネコ耳が可愛いことに変わりはないので、納得の行く理由さえあればあっさり受け入れられたりするものです。できれば愛するキャラのためにまっとうな理由の一つでも考えてあげたい所。ではここでちょっと考えてみたいと思います。そのネコ耳っ子の由来はネコ型ロボットなのか、獣人族なのか、ネコの生まれ変わりなのか、そもそもネコなのか…。それで、もしどれでもなかった場合はどうすればいいんでしょうか。
☆ファッションのコーディネートとしてまとめる
可愛くてもちぐはぐなファッションだとキャラクターとして弱くなってしまうので、全体を通してまとめてみるといいかもしれません。ネコ耳なら、服のデザインを猫っぽくしたり、尻尾を付けたり、首輪を付けたり猫目にしたり顔もネコっぽくすれば途端にネコ耳が馴染んでくるでしょう。どうしてもまとまらない場合は、無類の猫好きとか、思い出の品とか、猫の呪いとか、理由は誰も知らないとか、憧れの人からのプレゼントということにしておけば、大抵の人はそういうものだと納得したくなることでしょう。
☆本気だと思わせる
萌えるとか萌えないとかは心の問題です。だから、部外者がなんとなくやってみました、みたいなことが読み取れるものはデリカシーに欠け反感を買いやすいと思われます。逆に、専門家の手によるものなら、なんとなくやってみたものでも大変ありがたがられるものです。芸術の価値は技術的なものだけでなく、その人の生き方や試行錯誤によって到達した考え方も重要な要素なので、その筋の人が作ったものは作品に込められた説得力も強くなるからです。極端な例だと、技術的にも思想的にも洗練されていない芸能人の絵がやたら高く評価されがちなのは、その人自身の生き方やネームバリュー等の二次的要素が大きく付加されているからだとも言えるでしょう。
また、一般的な人間関係の話として、この人はこういう人というような形で周りに認められておけば、やんちゃしてもあまり角が立たなくなるので、一本筋を通してみるのもおすすめです。ただしあまり本気になり過ぎると、ちょっと危ない人だとか三次元に興味がない人だと思われて、周囲にとって近寄り難い存在になってしまうかもしれません。
●画材変更
普段使っている紙が使えなかったので、臨時にコピー用紙を水張りして塗ってみたものが左の絵。吸水自体はなかなかのもので塗りむらが起こりにくく広がるような感じにぼけます。にじみはきれいですが個人的にはもっとむらっ気があった方が気持ちいいです。
掲載サイズだと一見普段と変わらないように見えますが、水を多く使うタイプの塗り方は裏から滲んでシミが出来やすいので不向きなことが分かりました。
●洗練されながら強調される特徴
長い間描き続けることで重要なものは残って強調され、そうでない要素は淘汰されて、個性が作られていきます。可愛い系のキャラクターは、頭身が下がったり幼くなっていく傾向があるように思います。レイチェルの前髪もシンプルになると同時に少しづつ変化して存在感が強まって来ています。
●ネコ耳ファッションチェック!
レイチェルのヘアスタイルに合わせたネコ耳風白ワンピースでイメージはさながら白猫。ネコ耳の部分が胸当てを兼ねているのが特徴です。背中側に鈴とリボンをあしらっており、かなりシンプルな作りになっています。尻尾がネコらしさを引き立てます。白いオーバーニーソックスの縁も耳のように尖っておりお揃いになっています。黒猫をイメージした靴は夏バージョンはサンダル型で、つま先やかかと等素足が見えるようになっていて軽快なイメージ。夏以外は同じく黒猫をイメージしたストラップシューズを合わせます。裏側は肉球完備。
ポーズも猫手を意識したり、口もアヒル口やネコ口にして猫らしさを一層確かなものにしています。
●靴(サンダル)
音もなく相手に近付くことができるぷにぷに肉球標準装備。
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