★ロリィタのかぼちゃパンツとロリータのかぼちゃぱんつ
一見同じに見えて共通点もありますが『バレエ』と『バレー』ぐらい違います。このサイトでロリィタさんという場合、年齢問わずフリフリでいかにも女の子っぽい服を好む婦女子を指し、ロリータ及びロリという場合はこれまで通りちいさい女の子を指します。私見ではロリィタファンは外見重視、ロリータファンは素材重視に偏向気味です。
ロリィタのファンはドロワーズのファンである可能性が特に高く、極めて女の子っぽい容姿や服装のキャラを好む人が多いです。ちいさい女の子に萌えるかどうかはまた別の資質であり、受け入れるとなれば上品で可愛いことが大前提です。
一方ロリータのファンは可愛いもの全般に好きな傾向があり、ロリィタ服を好む人もそれなりに多いのですが、ドロワーズまで受け入れられる人は少数派です。なぜなら見慣れぬ外国人の顔が皆同じに見えるように、見慣れぬドロワーズもフリルのついたズボンのように見えてしまうからです。こちらは理解と慣れの問題でもあるので長期的にはそれほど深刻ではありません。スカートとパンツの組み合わせで何が起こるかは前回触れています。
★生かぼちゃぱんつの問題点を探る
◎ロリィタさんが抱くと予想される生かぼちゃぱんつのマイナス要因
・ボーイッシュに見える
・はしたなく見える
・チラリズムが減少
◎ドロワーズファンのスカートについての認識
・スカートは必要⇒チラリズム重視、女の子っぽさ重視
・スカートは不要⇒ドロワーズ重視、コンセプト重視
かぼちゃぱんだはゴシックロリータドロワーズファンに向けたメッセージですが、ロリィタ服ファンまでカバーしていません。今回は両方のドロワーズユーザーを満足させるべく、女の子っぽい意匠を多く取り入れました。
●かぼちゃぱんだランジェリードレス
これまで同様に下着で統一。スカートのニーズを満たしつつダブルチラリズム効果が期待されるすけすけランジェリードレスは、かぼちゃぱんつに興味がない人にもアピール。パンダの生首ぎっしりの縁飾りを描くのが大変です。
ドロワーズの腰回りがフリルでないのは、視点の分散を避けるため。
★かぼちゃぱんだ編・終わりに〜パンダの尻尾は何色か〜
「うちのぬいぐるみのパンダの尻尾は黒いけど?」
「いいえ本当は白なんです」
「でも黒の方が一般的にパンダらしいし可愛いと思う」
「かぼちゃぱんだはリアルのデフォルメなので白が自然だよ」
ぬいぐるみのパンダの尻尾が黒いのは、初来日時に正面の写真しかなかったので業者が想像でつけたからだそうです。パンダの目のクマをサングラスに見立てたのは、本来の機能とも合致するからです。パンダの配色は背中の黒が引っ張られるように細くなっていく所にエロスが集約されており、チューブブラが最適です。手袋一体化案もあったけれど18禁仕様になりかねないため遂に実装されることはありませんでした。こんな試行錯誤は挙げればきりがない。
描き手は、少なくとも私は自分のデザインに無自覚であってはならないと思う。萌えキャラ制作にだって思想や葛藤があることはあまりにも知られていない。でも、ここにたどり着き少々知り過ぎたあなたは気付いているはずだ。ぱんだのしっぽが黒ではならないもう一つの理由、ぱんつが白無地であるかどうかがかかっていたことに。※ぱんつの象徴たるリボンが柄に含まれることは永久にこれを放棄する。
みなの参加を期待しつつ、そろそろ私はぱんつをたたもう。
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