可愛くてためになる歴史魔法少女シリーズ。
女の子の騎士は定番ですが、
女の子の武者はスマートじゃないので萌え像化困難と思われて来ました。もう恐いものはない第四回、日本史を語る上で避けて通ることはできない日本の鎧にチャレンジ。
●甲冑・大鎧とは
日本の戦国武将が着ている鎧で平安・鎌倉時代あたりに見られる鎧の形式のひとつ。防具であると同時に武士の精神のあらわれであり、美術工芸品でもあります。
鎧は小札(こざね)という短冊状の板を威す(糸でつなぎ合わせる)ことで組み合わせて構成されています。胸に栴檀板・鳩尾板という特徴的な防御パーツがあり、肩には袖と呼ばれる肩アーマーが付き、腰には草摺というのれん風の装甲が付きます。専門書もある位で書き出すときりがない、そんな鎧がモデルです。
●魔法少女ファッションチェック!
今回の鎧は源平〜鎌倉時代にかけてのものをイメージしています。黒猫のネコミミが可愛い純和風魔女っ子です。
★鎧
威(おどし)は白絲で格調高く。といっても鎧風のワンピースです。鎧っぽいですが基本的にワンピースです。肩は女の子っぽくしたかったので鎧風にせずひらひらフリルに。本来の袖は後ろに回して羽根風になっています。戦う時は肩の横の方に持って来ます。鎧っぽさを重視するなら普通の袖にしたい所ですが、あくまで女の子の服なのでまだ迷っています。
★ドロワーズ履き
本来なら草摺からのぞくのは縛り上げた袴のはずですが、草摺からのぞくかぼちゃぱんつが可愛いのです。スリットがある事で一段と色っぽいのです。ドロワーズとしてはやや見え過ぎ感がありますが、裾を長くすると雰囲気が鎧っぽくなくなるので短くしました。臑当・脛巾の代わりにストッキング。貫も丈の短い靴で表現。
★ステッキ
猫っぽい魔法のステッキです。腰刀と太刀の二本を腰にさすはずですが、複雑になり過ぎるため省略しました。
★兜
女の子なので兜の代わりにそれっぽい髪型にしてあります。時代が違いますが、当世具足で兜に耳っぽいものがついていたりするあのイメージです。ネコミミ。
★首輪
首輪が兜の緒の部分と兼ねており、鈴が付いています。どこかにお仕えしているしるしでしょうか。魔法つ飼い猫です。
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