萌えキャラデザイン絵日記エスカルゴ風

真の萌えキャラ造形を探究するデザイン絵日記です。
知っているようで知らない故郷の歴史や文化。衣冠束帯や大鎧の意外な魅力。
身近すぎて気付かない初恋の幼なじみのようなエスカルゴ。


【衣冠束帯大鎧萌える日本歴史魔女っ子】
18ぺ〜じめ

レイチェル

 
最新の萌え語り
蚊もGも可愛く虫の擬人化萌えキャラ/25ぺ〜じめ
全員集合!萌えキャラ描き分け完結編/24ぺ〜じめ
学園もので萌えキャラの描き分け/23ぺ〜じめ
ネコ耳白ワンピース白水着の白い世界/22ぺ〜じめ
手描き萌えキャラ、CG→アナログへ/21ぺ〜じめ
萌えキャラ描きの日常と休日そして姫/20ぺーじめ
十二単に天照大神巫女歴史魔法少女弐/19ぺーじめ
衣冠束帯大鎧萌える日本歴史魔女っ子/18ぺ〜じめ
リボンの似合う美少女と萌えの大研究/17ぺ〜じめ
ワンピースセーラー服ブレザーを添え/16ぺ〜じめ
シンプル服!スパッツ〜白スク水まで/15ぺ〜じめ
狙い撃ちされたい本物の萌えキャラ/14ぺ〜じめ
猫耳メイド萌えキャラの描き方/13ぺ〜じめ
ドロワーズのかぼちゃパンツだ/12ぺ〜じめ
ろりぷに小学生ちっちゃくなあれ/11ぺ〜じめ
セーラー服・スクール水着・ブルマー/10ぺ〜じめ
アホ毛天使再臨/9ぺ〜じめ
妖精が和服を着るとどうなるか/8ぺ〜じめ
セーラー服の標準時/7ぺ〜じめ
制服に思い焦がす/6ぺ〜じめ

黒い魔法少女たちの/5ぺ〜じめ
ワンピとメイドが二神合体した/4ぺ〜じめ
『白』について考えた/3ぺ〜じめ
メイドさんが気になった/2ぺ〜じめ
チラリズムを意識した/1ぺ〜じめ
 

★上の日記ほど新しくなりま〜す★

△◇▽□△■▲◆歴史魔法少女月衣冠束帯日◆▼■△◇▽□△

衣冠束帯萌え

魔法の衣冠 ソクタイム

可愛くてためになるはずだった歴史魔法少女シリーズもクライマックス。
セーラー服を例に持ち出して怪しい萌え理論で急接近。
波乱含みの第五回、最終回のテーマは日本人の正装、衣冠束帯。

衣冠束帯とは
なんだかよく分からなくても大丈夫。歴史の教科書に出て来る源頼朝や菅原道真公をはじめ日本の歴史人物の肖像画でもおなじみのあの制服です。公家の正装のことです。衣冠束帯はもともとひとつの言葉ではありません。衣冠というのは一般的な正装を指し、束帯というのは最も正式な正装を指すそうです。これは男性の正装の話で、女性の正装は十二単なので、本当は絵のようなことにはなりません。

魔法少女ファッションチェック!
男子からも女子からも愛される制服のベストセラー、セーラー服といえば起源は水兵さんの制服です。もともと男の子のためのものですが、女の子が着ると可愛くてたまらないのは、現代の制服事情を見れば言うまでもありません。さて、日本の男性の制服の最高峰といえばこれ、束帯!これを女の子に着せて可愛くないはずがない。何か着こなし方が色々違う気がしないでもないけれど、太古より八百万の神々がひしめく不思議列島日本の正装だからとってもマジカルな感じがするのです。魔女っ子の衣装は、セーラー服や看護婦さんやタキシードなど、憧れの制服がモチーフなものが多いので、高貴な超制服である束帯にも眠れる才能があるに違いないのです。というわけでソクタイムは日本の正装をモチーフにした純和風魔法少女です。魔法の衣冠ソクタイツというネーミングで歴史をくり返しても面白かったんですが、本当に面白くなってしまうので自重しました。
袍(ほう)
いわゆるドレス本体です。なんとなく裾が短い気がします。黒いからといって悪役というわけではありません。
飾劒(かざたち)
飾剣。飾太刀とも。正装のひとつ。中は刀身でなく棒状のステッキが入っているらしいです。
双垂纓冠(そうすいえいかん・だぶるすいえいかん)
冠のことです。冠を髪と一緒に簪で留め、飾りの纓をたらします。当然ですが本来こんな使い方はしません。
魔法の笏
手に持っているものが笏(しゃく)です。本来備忘のための笏紙を貼るためのもので、時間が経って威儀を正すために持つようになったらしいのですが、どう見ても魔法を使うための道具です。笏紙には魔法の呪文が記されていると推測されます。
平緒
前かけに見える帯のことですが、刀を装備するためのものです。独特の紋様が可愛らしいです。
下襲の裾(したがさねのきょ)
これが長いほど威厳があるように見える、背中あたりから生えている布です。布を地面につけないように速く走るための忍者の修業道具ではありません。
膝上丈の白襪(しとうず)
ぶっちゃけ絶対領域神オーバーニーソックスです。和服にだってとても似合います。中国から伝わったという靴下の祖先。紐でとめてずり落ちないようにします。下沓。
浅履(あさくつ)
すっぽりと履くタイプの黒漆塗りの木沓です。奈良〜平安時代の4〜5位以上の男性が履いたそうです。中敷として沓敷というものを敷いたり、込(こみ)という布の袋を甲側に入れて足を守りながら履きます。

あなたレビュー
いとうつくし
これこそ黒い魔女っ子だ!
歴史物として興味深いです。
萌え国家日ノ本の制服の底力を見た。
こめんと
 

△◇▽□△■▲◆歴史魔法少女月黒猫娘日◆▼■△◇▽□△

魔法少女猫 白絲威黒猫鎧

魔法使い猫 白絲威黒猫鎧

可愛くてためになる歴史魔法少女シリーズ。
女の子の騎士は定番ですが、
女の子の武者はスマートじゃないので萌え像化困難と思われて来ました。もう恐いものはない第四回、日本史を語る上で避けて通ることはできない日本の鎧にチャレンジ。

甲冑・大鎧とは
日本の戦国武将が着ている鎧で平安・鎌倉時代あたりに見られる鎧の形式のひとつ。防具であると同時に武士の精神のあらわれであり、美術工芸品でもあります。
鎧は小札(こざね)という短冊状の板を威す(糸でつなぎ合わせる)ことで組み合わせて構成されています。胸に栴檀板・鳩尾板という特徴的な防御パーツがあり、肩には袖と呼ばれる肩アーマーが付き、腰には草摺というのれん風の装甲が付きます。専門書もある位で書き出すときりがない、そんな鎧がモデルです。

魔法少女ファッションチェック!
今回の鎧は源平〜鎌倉時代にかけてのものをイメージしています。黒猫のネコミミが可愛い純和風魔女っ子です。

威(おどし)は白絲で格調高く。といっても鎧風のワンピースです。鎧っぽいですが基本的にワンピースです。肩は女の子っぽくしたかったので鎧風にせずひらひらフリルに。本来の袖は後ろに回して羽根風になっています。戦う時は肩の横の方に持って来ます。鎧っぽさを重視するなら普通の袖にしたい所ですが、あくまで女の子の服なのでまだ迷っています。
ドロワーズ履き
本来なら草摺からのぞくのは縛り上げた袴のはずですが、草摺からのぞくかぼちゃぱんつが可愛いのです。スリットがある事で一段と色っぽいのです。ドロワーズとしてはやや見え過ぎ感がありますが、裾を長くすると雰囲気が鎧っぽくなくなるので短くしました。臑当・脛巾の代わりにストッキング。貫も丈の短い靴で表現。
ステッキ
猫っぽい魔法のステッキです。腰刀と太刀の二本を腰にさすはずですが、複雑になり過ぎるため省略しました。

女の子なので兜の代わりにそれっぽい髪型にしてあります。時代が違いますが、当世具足で兜に耳っぽいものがついていたりするあのイメージです。ネコミミ。
首輪
首輪が兜の緒の部分と兼ねており、鈴が付いています。どこかにお仕えしているしるしでしょうか。魔法つ飼い猫です。

あなたレビュー
カッコ可愛いです。
猫だ、猫耳が最高だ!
見立てが面白い。
スリットからのぞくドロワーズ様がいい。
こめんと
 

△◇▽□△■▲◆歴史魔法少女月卑弥呼日◆▼■△◇▽□△

魔法少女巫女ヤマタイツ

魔法少女巫女 ヤマタイツ

可愛くてためになる歴史魔法少女シリーズ。
もう誰も止めることができない第三回。今回のテーマは誰もが知っている卑弥呼。誰も知らない卑弥呼にプレイアップ。

卑弥呼とは
3世紀前半、魏志倭人伝に記される邪馬台国女王。親魏倭王。鬼道(魔法)を用いた呪術的な政治を行った巫女とされます。実は本物はタイツを履いてはいなかったらしいです。

卑弥呼的魔女っ子魔法少女ファッションチェック!
魔法少女巫女なだけに巫女装束にすれば話が早い。しかし業界で親しまれている赤と白の和服の巫女装束は平安時代のもの。卑弥呼の姿については色々想像図が出回っていますが、誰もが知っているような定番と言えるものはなさそうです。卑弥呼の時代は弥生時代なのでその周辺〜の資料に合わせることにしました。“当時の巫女装束”と“戦うヒロインの正装全身タイツ”をミックスするのは困難を極めましたが、名前がヤマタイツゆえに妥協はできません。タイツじゃなきゃだめなんです。そう、ヒロインの名前は卑弥呼をテーマに選んだ瞬間決まっていたのです。戦うヒロイン的魔法少女、魔法少女巫女ヤマタイツは企画の締め付けをバネにして生まれたのでした。
ポニーテール様
ポニーテール専用のキャラクターを描いたのは久しぶりです。参考資料の“まげを結うような感じで頭の後ろでコンパクトにまとめる髪型”にしたら、魔法少女としては若干寂しい事になりそうだったので、比較的採用例の多い“くくってひとまとめ”、動きの出しやすいポニーテールに。
全身タイツ
平安巫女装束をそのまま萌えキャラっぽくした方が需要がある気もしましたが、ヒーローっぽい魔女っ子で名前もヤマタイツと決めた後のことだったのは上に書いた通りです。初志貫徹でタイツが似合いつつ弥生巫女装束のイメージが残る案をひねり出しました。貫頭衣、襷がけ、頭飾り…辺りが特に残したかったポイントです。貫頭衣風マントの模様は頸珠の図案化です。名前の問題さえなければ伝統的な感じにするつもりでした。
宝冠
バイザーやマスクの役割も果たす冠です。さりげなく不死鳥の嘴をイメージしています。
七支杖(しちしすてっき)
七回攻撃か七倍速詠唱か定かではありませんが、普通の杖の七倍の攻撃力がありそうです。モデルは古墳時代の七支刀
手草杖(たくさすてっき)
儀式の舞いなどで用いられる小竹葉っぽい手草がモチーフ。こちらの方が巫女さんっぽいです。

あなたレビュー
予想外の魔女っ子だ!
夢と消えた平安巫女さま…。
素敵なタイツだ。萌えるピッタリ系だ!
普通じゃない魔女っ子を期待していたさ!
こめんと
 

△◇▽□△■▲◆歴史魔法少女月縄文ビーナス日◆▼■△◇▽□△

魔法の土偶縄文ビーナスちゃん

魔法の土偶 縄文ビーナスちゃん

可愛くてためになる歴史魔法少女シリーズ。
本当にこれが魔法少女になっちゃうんですか?の第二回。土偶です。土偶の戦士魔法少女です。テーマは知る人ぞ知る縄文ビーナス。

縄文ビーナスとは
長野県茅野市の尖石考古館所蔵、有名な縄文時代の土偶です。土偶は一部分をこわしたりして使われるまじない道具の一種です。頭のてっぺんは渦巻きが描かれていたりして遊び心も感じられます。モデルは妊婦だとか。国宝。ヴィーナスではなくビーナスが一般的な表記のようです。

縄文ビーナス魔法少女ファッションチェック!
縄文ビーナスちゃんはコミカル色物変身系魔女っ子です。縄文パワーでクレイアップして戦います。オリジナルのユーモラスな可愛さを活かせれば、いいキャラになるに違いありません。しかし“ちゃん”をつけただけで萌えキャラのできあがり!なんて都合のいい話はありませんでした。縄文ビーナスは今風の魔女っ子に置き換えるには奇抜すぎるデザインだったのです。ようやくまとまった右の絵で完成にしようと思ったんですが、細身の兵士みたいな感じになったので、もう少しファンシーさを意識して描き直しました。
縄文アーマー
割とそのまんまです。雰囲気を似せるだけの方が可愛く描けそうだったのですが、せっかくの個性的なモデルなのであんまりいじらないように苦心。縄文模様魔法陣を適量施してあります。
石剣
呪術師が用いるアイテム。魔法の杖代わりです。ただの白兵戦用武器に見えなくもありません。

あなたレビュー
いいチョイスですね。
もう少し普通の魔女っ子なら分かるかも…!
なんだか魔女っ子っぽくないけど気に入った!
これぞ結木ブランド!
こめんと
 

△◇▽□△■▲◆歴史魔法少女月渡来人日◆▼■△◇▽□△

渡来人

渡来人/魔法少女トライポート

可愛くてためになる歴史魔法少女シリーズをお送りします。
といっても魔法少女の歴史を語るわけではありません。
“歴史の”魔法少女です。第一回のテーマは渡来人。

渡来人とは
古代日本に海外からやって来た人の総称です。稲作(水稲)や機織り、須恵器づくりといった技術、仏教・儒教などの宗教を伝えました。渡来人の渡来時期は一定せずまちまちなので、今回のモデル資料は歴史の授業でもよく取りあげられるであろう5〜6世紀ごろのものにしました。主に朝鮮の百済から来た人が多かったようです。当然ですがスカートだったりオーバーニーソックスだったりするはずはありませんので、脳内で補完の上萌楽しみください。

魔法少女ファッションチェック!
魔法少女トライポートは渡来人ルックのレトロ系魔法少女です。渡来人らしさを全面に押し出した金銅製品一式の装備は学術的価値も高そうです。髪を束ねて入れた袋状のおさげ入れがチャームポイントです。トライアップして新しい技術とロマンを伝えます。
金銅製剣
金銅製の剣です。美しく輝いています。中身はステッキになっているかもしれません。
金銅製冠
広帯二山式という形の冠。帯と一対の角状の立飾りからなります。一般的には剣菱形などの飾りがついているものですが、大分省略されているようです。
金銅製双魚佩
魚をかたどった金銅製の飾り。二尾セットなので双魚佩といいます。正式な用途は不明ですが、腰から下げて剣を留めるのに使ってみました。ウロコなどの模様は点描で描かれているようです。装者は魚に囲まれて幸せそうです。
金銅製履(金銅製沓)
金ぴかのウロコ(金銅板)がたくさんついた金銅製の靴です。埋葬儀礼用とされています。描くのが大変です。

★こちらに完成版渡来人なイラストがあります。

あなたレビュー
可愛いです。
勉強になります。
衣装が気になって勉強が手につきません。
新鮮な試みです。
こめんと
 

レイチェル

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【萌え絵日記のよく分かる解説】
●あなたレビュー
一番あなたに近い選択肢を選んでください。こめんとは自由に書いてね。
あなたの声が入っているとすごく嬉しいな。
『できあがり』を押せば完成です。好きなだけできあがってください。
それぞれ「ちょっとしたおまけ画像」が付いています。
※全て文字数制限はありません
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●ページ番号は基本的に掲載順
日記形式なので同じページ内では上へ行く程新しい記事です。
一話完結でどこからでも読めますが、順に進むと全体の流れを楽しめます。
特に印象に残ったテーマをページごとのタイトルにしています。
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●偏ったテーマ選び
萌えキャラの造形要素から気になる分野を中心に深く掘り下げます。
おさげ補正は30%↑です。
テーマは『こめんと』やリクエストからも発展します。
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●研究発表
この絵日記の研究の成果は
魔法のコトバの制作全般に活かされており、
完成作品は同ギャラリーなどで楽しむことができます。
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●運営方針
日記内の文章はすべて独自の調査に基づく個人的な見解です。
取扱いを間違えばあなたの社会的信用を損なう恐れがありますので
鵜呑みにするのはよしましょう。
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●その他
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レスがないものも大事に読ませていただいています。
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マホ

(C)1999-2012 彩色研究所美術部 (C)結木さくら

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