萌えキャラデザイン絵日記エスカルゴ風

真の萌えキャラ造形を探究するデザイン絵日記です。
愛しの姫君と過ごす休日。萌えについて語らう長くて短いひととき。
おさげとニーソックスとワンピースそれぞれの想いが悩ましく交錯するエスカルゴ。


【萌えキャラ描きの日常と休日…そして姫】
20ぺ〜じめ

レイチェル

 
最新の萌え語り
蚊もGも可愛く虫の擬人化萌えキャラ/25ぺ〜じめ
全員集合!萌えキャラ描き分け完結編/24ぺ〜じめ
学園もので萌えキャラの描き分け/23ぺ〜じめ
ネコ耳白ワンピース白水着の白い世界/22ぺ〜じめ
手描き萌えキャラ、CG→アナログへ/21ぺ〜じめ
萌えキャラ描きの日常と休日そして姫/20ぺーじめ
十二単に天照大神巫女歴史魔法少女弐/19ぺーじめ
衣冠束帯大鎧萌える日本歴史魔女っ子/18ぺ〜じめ
リボンの似合う美少女と萌えの大研究/17ぺ〜じめ
ワンピースセーラー服ブレザーを添え/16ぺ〜じめ
シンプル服!スパッツ〜白スク水まで/15ぺ〜じめ
狙い撃ちされたい本物の萌えキャラ/14ぺ〜じめ
猫耳メイド萌えキャラの描き方/13ぺ〜じめ
ドロワーズのかぼちゃパンツだ/12ぺ〜じめ
ろりぷに小学生ちっちゃくなあれ/11ぺ〜じめ
セーラー服・スクール水着・ブルマー/10ぺ〜じめ
アホ毛天使再臨/9ぺ〜じめ
妖精が和服を着るとどうなるか/8ぺ〜じめ
セーラー服の標準時/7ぺ〜じめ
制服に思い焦がす/6ぺ〜じめ

黒い魔法少女たちの/5ぺ〜じめ
ワンピとメイドが二神合体した/4ぺ〜じめ
『白』について考えた/3ぺ〜じめ
メイドさんが気になった/2ぺ〜じめ
チラリズムを意識した/1ぺ〜じめ
 

★上の日記ほど新しくなりま〜す★

△◇▽□△■▲◆萌えキャラ月アナログ姫日◆▼■△◇▽□△

レイチェル姫座りポーズ

萌えキャラ描きな休日

100話記念・大事な萌えなのでもう一度描きます。
これまでおつきあいくださった皆様ありがとうございます。これからおつきあいくださる皆様よろしくお願いします。なんとか100話を迎えることができました。
今回で萌えキャラ描きの日常シリーズ完結。姫がシリーズ終了を待ち切れず動きだしてしまったようで、ポーズが変わっています。
探求はまだまだ続きますが、この辺でひとつおさらいを。

真の萌えキャラを探究する上で愛すべき価値観9箇条
1つ! おさげが好きです!
ツインテールより大好きです!
※控え目の美学を最も感じる瞬間。

2つ! 白いワンピースが好きです!
メイド服よりたぶん少し大好きです!
※シンプルなものに素材の良さを見出せる目が大切。

3つ! 貧乳が好きです!
決して巨乳が嫌いなわけではありません!
※対極に通じる良さを知れば一歩真理に近づけるはず。

4つ! セーラー服が好きです!
スクール水着より好きと言い切るガッツがたりません!
※世の中にはグレーにしておいた方がいいこともある。

5つ! オーバーニーソックスが好きです!
できれば優しく包み込まれた中身があってこそです!
※記号的解釈だけでは心から萌えることはできない。

6つ! リボンが似合う女の子が好きです!
リボンをかけてみたい乙女心が大好きです!
※いつまでも乙女心を諦めないことが重要。

7つ! 見えそうで見えない所が好きです!
本当は見えたらすごく嬉しいです!
※目に見えるものだけに囚われていては肝心なものを見逃す。

8つ! かぼちゃぱんつが好きです!
より嬉しいのは恥じらいのある普通の白いぱんつです…。
※一見不格好なものにこそ可愛さの鍵がつまっている。

9つ! 魔法少女が好きです!
魔法が使えなくても大好きです!
※伝統や先人の知恵に学べるものは大きい。
以上! そういう情緒を胸に萌たらき続けることを誓います!

萌えキャラ描きの日常と休日
萌えキャラ描きの日常シリーズは、絵を描く人が多かれ少なかれ描く時に考えているであろうことを個人的に綴ったものです。話題が予想以上に多く、長文化してかなり読みにくくなりましたが、絵描きとして特に読んで欲しかったシリーズです。絵そのものに興味がおありでしたら眺めていただけたらなと思います。
それはそうと、レイチェルのスカートの裾が広がって思わせぶりにかぶさっている所がかわええです。我ながらロングロングテキストより説得力が感じられます! ちょっとだけ絵描きらしい自分を見つけた休日です。

テーマ選挙経過報告
今シリーズの頭で気になるテーマを募集しました。
項目は3つ。
・ワンピースへの愛とこだわりを見せてください。
・他ではなかなか見られないおさげ髪の妙に期待!
・貴方のキュートでせくしーな水着姿絵は評価してます。

うちにしてはそれなりに入れていただいたと思うのですが、驚くべきことに現在ほぼ横一線です。このままではおさげ髪のキュートでせくしーなワンピース水着姿になりかねません。まだまだ受付中なので、まだの方は下の
『ちょっぴり上目遣いな姫君』からお願いします。

あなたレビュー
レイチェルが可愛いです!
新しいデザインの服も見たいな。
新キャラも期待してます。
ぶっちゃけ過ぎで感動した!
こめんと
 

△◇▽□△■▲◆萌えキャラ月アナログ調彩色姫日◆▼■△◇▽□△

魔法のコトバ:レイチェル彩色

萌えキャラ描きな色塗り

塗りでムードを盛り上げます
前回のアニメ風の塗りも私の一つの完成形です。もう少し時間をかけて塗り込み、アナログっぽさを強めました。

塗れば塗る程ピカピカしてきます
イメージ的にはアニメ塗りで十分可愛いのですが、もう少し自分らしさを表現する余地があります。塗りの表情です。
イラストとして塗り込んでいったのが今回の画像。塗れば塗る程色の深みが出てきます。本当はもっとシンプルに塗って透明な感じにしたいのだけど、デジタルはある程度頑張らないと量感が出て来にくい。
透明感と量感を両立させるのは、痩せと巨乳を両立させるのと同じくらい困難なことです。痩せてて貧乳の方がいいモンなどと言って諸手を挙げて放棄したい気持ちも分からないでもないですが、それでは研究が進みません。ぺったんこにはぺったんこの量感が、洗濯板には洗濯板なりの量感があるはずです。ささやかな違いを豊かに描き分けるためにも、日々我々は高みを目指さねばなりません。
一度描き始めるとどっぷり作業漬けになるので、色塗りは結構体力を使います。さらっと短時間で仕上げることが今後の課題です。

不老不死の薬
線のみで構成されている絵は、線からしかデッサンの情報が得られませんが、塗られた絵からは面の情報も入って来ます。つまり塗りでデッサンの情報を補足でき、しかも絵に色がついたことで存在感は大きく増します。タッチがついた塗りは面の形状や質感を画力の限り伝えることができるのです。一方アニメ塗りの場合は筆のタッチが出ないことなどもあり、一見ごまかしが効くような気がしないでもないですが、補足できる情報が少ないので、ちゃんと存在感を持たせられる域に達するためには尋常ならざる修業が必要です。
塗りの力は、例えデッサンが複雑骨折していても、線が10年着古したTシャツの裾のようでも日常生活に支障をきたさないくらいまでは回復できてしまう、不死鳥の薬のようでさえあります。
一般的に“古い感じ”といわれる絵柄も、“今風な感じ”に塗れば、まるで今日描かれたイラストであるかのような新しさを感じさせてくれること
もあるでしょう。
まとめ。“死んだ絵さえ生き返す色塗り”

骨折が治るメカニズム
前回少々の骨折は色で治る(?)とまとめましたが、実際には色が付くことによって絵の魅力が上がり、少々のデッサンの狂いは気にならなくなるというものでした。今回は違います。本当に治ります。
※限界はあります。 タッチの付いた塗りで絵の厚みを増していくことで、線の時点でおかしかったデッサンが、面になる時に修正されるのです。線は輪郭の表現に徹し、面表現の役割はタッチのある塗りに譲るのです。
3Dモデル的に考えると、輪郭線の集合体が“面”であって、2Dイラストでは基本的にその時描くアングルの一番外側の輪郭線がペン入れした輪郭線に当たります。本来ペン入れした線は無数にある輪郭線の一つにすぎないという考え方です。ペン入れした輪郭線のおかしい部分があれば、その他の輪郭線の集合(面)が“塗り”としてフォローできるので輪郭線の少々の歪みは大して気にならなくなるのです。

治さなくていい歪みやバランスも
人間の身体はもともと左右対称でないとされているくらいで、いい歪み方であれば画面の変化も起こりやすく、個性の元になったり、深みや親近感さえ湧いてくるかもしれません。
画力欠乏症から来るデッサンの歪みはなるべく矯正したいものですが、
絵は歪みを含めて全体としてバランスをとっている場合がそれなりにあり、機械的に治すだけだと個性や迫力といった絵の魅力まで洗い落としてしまうことになり兼ねません。
整形した巨乳よりそのままの貧乳が好きな人は多いということです。デッサンがまだまだな上に自分らしさまで失ってしまったら生きてはいけません。絵描きは画力の向上に努めると共に、2D特有の良性の歪みを保護し、生態系を育むことも求められています。
しかしながら輪郭線の時点で歪む人が塗りでデッサンを修正できるかというと怪しい部分もあり、やはり2Dイラストにとって最も重要である本来の輪郭線はおろそかにしない方がいいでしょう。

女は化粧で化ける、絵は塗りで化ける
女は化粧で化けるといいますが、絵の塗りも似たような所があります。
色は、原画が少々可愛くなくてもとても魅力的に見せる魔法のメイクの効果を持っています。例えるなら原画はすっぴん。下地が重要でないはずがありません。しかし、ナチュラルメイクを好む人が多いであろう読者の誤解を恐れつつ言うと、塗りのメイクアップを施すことで別人のように魅力的になることは珍しいことではありません。色が線に比べてたやすく絵に効果的な“魅力”を与えられることを前回話しました。その“色”は、“塗り”によって一層深みを増すことができるのです。
線がよくても塗りがダメだと全体的に微妙な感じに見えやすいですが、線がダメでも塗りがよければその絵は化ける可能性が高いのです。それがモニタで見る前提の絵だとしたら、なおさらつぶれやすい線以上に全体の塗りの雰囲気がものを言うようになってきます。※この件についてはいずれ機会があれば。

さすがに指が6本だったり、手が左右反対なのは描き直さないとどうにもなりませんが、少々の骨折はなかったことにしてくれます。メイクどころか特殊メイクのようない言いっぷりですが、塗りは線画では伝えきれなかった微妙な面のニュアンスを加えて表現できるのです。

デッサンはぺったんこだけど、こう見えてもあたし塗ったらすごいんだから!
“塗り”はそのあまりの影響力ゆえ、塗り方を間違えれば愛しい貧乳キャラが巨乳になってしまうことも十分にあることです。二次元の貧乳は望まれた存在であり、巨乳も巨乳として根本から巨乳であることを期待されます。そもそも登場する女の子がみな理想的なスペックを誇る(ことが当然)でより取りみどりな二次元界で、貧乳だけど気立てがよく性格も頭もいいなんて現実的な誉め方はファンの間では稀だと思われます。正しくはこう。気立てがよく性格も頭もいい『その上に貧乳』。当然意図しない所で生まれた幻影『塗ったらすごいんです!』だと安定感に欠け、ヒンヌー教徒にもおっぱい星人にも受け入れがたい中途半端な絵になってしまうのです。
※でかいのにでかくない、よく分からないのが大問題なのであって、世間一般でいう普通ぐらいのサイズが美乳とされるのとは全く異なる用件です。
ぺったんこに否定的な意味合いはありません。ぺったんこに否定的な意味合いはありませんが、塗りが得意なために塗ったらすごぉくなるのは大歓迎なのです。

個性と流行りと
個性があって魅力的な絵柄を実現するのは難しい。例えばクラスの隅で目立たない地味なあの子の良さを分かるのは分かるのは俺だけだなんてこっそり思っていたら、周りはライバルだらけだったというのはよくある話。人の魅力に関して誰かがいいと思うようなものは、それなりの魅力があり、案外他の人もいいと思っている場合が多いものです。コミックタッチの絵は手近な見本として好きな人気作家の絵柄を真似て描く人が多いこともあり、理想の女の子というようなテーマだと、顔のバランスだったり体型だったり雰囲気だったりが流行のものと似通ってくる部分も相当多くなるものと思われます。

愛好家であっても作家の見分けが困難な絵が居並ぶ美少女CG。萌え絵でありながら個性的で魅力的な絵柄というのは、現実世界で痩せと巨乳と童顔を全て与えられるくらい神に愛されなければ実現しないでしょう。痩せて貧乳で童がいいモンなどと現実から目を背けていると成長が止まってしまいます。むしろ永遠に止めてくれとか、“痩せと巨乳と童顔”は美少女CG界ではごく普通のことだから二次元がいいモンなどと突っ込むべきではありません。

前回、手軽な分“色”で個性を出すのは難しいと書きましたが、“塗り”で個性を出すのなら現実的な範囲です。ただCGは特性として、同じ手順で同じように描けば同じような絵ができるようになっています。効率化を目指せばある程度他の人と手順が似通ってくるのと、教科書がたくさん出ているおかげでみんな似たり寄ったりになりがちです。個性を出したい人は、まず自分の発想の限界まで教科書を見ずに描いてみるのがいいかもしれません。

聞いた所私は萌えキャラ描きとしては個性派らしい。痩せて貧乳で童子が可愛いのが共通の認識なんですが、高みを目指せているかというとまだまだぺったんこです。結木さくらが真の萌えキャラをデザインする旅はこれからだ! …さ、最終回なんかじゃないんだからネ!

第99話“結”編_終

あなたレビュー
レイチェル可愛いです!
文章が心を打つ!
絵柄が心を打つ!
ぺったんこな姿が下心を打つ!
こめんと
 

△◇▽□△■▲◆萌えキャラ月アニメイラスト調彩色日◆▼■△◇▽□△

魔法のコトバ:レイチェルカラーリング

萌えキャラ描きの配色

配色でより分かりやすく。
色が付くことで一気に鮮明になるキャラクター。色は、『線』いわゆるアウトラインで表現されていたキャラクターのパーツ一つ一つを『面』の塊として意識しやすくさせます。広い面積のバランスを上手く操れれば個性もスタンダードも思いのまま。キャラクターの印象に直結しているのです。

カラーリングが決まると嬉しい!
塗りながら気になった部分を修正したりして、キャラのバランスを整えていきます。
※描画作業の関係上ペン入れ後の説明になりましたが、大抵デザインを考える際同時に色も決まっていきます。カラーリングが決まらなかった場合、色鉛筆で塗ってバランスを見ることもあります。色設計さえしっかりできていれば、大抵はちょっといい感じです。色はデッサンや線の引き方など練習がものをいってくる線画に比べれば、感覚的な要素が目立ちやすく、ずっと敷き居の低い行程です。※色彩学関連の本はいくつも出ていて、突き詰めるととても奥深いです。
色とイメージの関係は密接で、有名なものでは青いネコ・黄色いネズミ・赤い3倍速機体を始め、ディック=ブルーナ氏のように色で作家をイメージされるようなケースもあります。手軽な分個性は出しにくいけれど、
『色=キャラクター』のように結び付けられれば印象深く親しみやすいものです。

絵の価値は色で倍増!?
前回小難しいことを書きましたが、絵はペン入れが全てではありません。イラストとしての完成度を高めるためにはペン入れが有効ですが、デザインとしての完成度を高めるには配色が上手く行く方がずっと重要です。キャラのイメージにあった色を選べてこそ、あるべき魅力が引き出されるのです。本当のことをいうとデッサンが少々骨折していても、線がクラゲでも魅力的な作品ができないことはないはずです。丁寧で上手いにこした事はありませんが、ラフでもちゃんと喜んでもらえます。その条件になると考えられるのが、“色”です。
しっかり塗られてさえいれば、全体のニュアンスは十分伝わるからです。受け手は絵の上手下手を見たいのではなく、内容を楽しみたいのです。デザイン的な観点でやや強引に分類すると、ペン入れは仕上げの要素が強く、色付けは主に内容に当ります。この絵日記は大人の事情で長々と語っていますが、レイチェルが可愛ければ、線がラフでも文章を読まなくても十分楽しめるということです…!

人間の目から入る情報で色は特に重要な位置を占めています。食べ物が腐っていないかどうか、その場所が安全かどうかなど今は些細な問題から、大和撫子の黒髪の冴え・ぱんつのまばゆい白さ・紺色スクール水着の鈍い甘酸っぱさといった絵の生死に関わる重大なものまで、ものの状態を色で判断することが多いのです。
コミックイラストでは輪郭が重要視されていますが、現実の生活では色が価値判断の大きな基準なので、絵に色がついているだけでとてもよいものに見えるのです。

まとめ。“少々の骨折は色で治る! …かもしれない”

今だから言えるデザインラフの利点
美し過ぎるペン入れの線は、しばしばデザイン事体の評価まで釣り上げます。それはガーターベルトで釣り上げたガーターストッキングの如く嬉しいことなのですが、“萌えキャラデザイン絵日記エスカルゴ風”的にはデザインとイラストは厳密には別腹で考えています。ペン入れによって完璧に仕上げられた絵は細部まで見ることができ見ごたえがありますが、デッサンの狂いとかポーズや表情の自然さだとか、絵柄の好みの相違やあらが目立つようになるため、デザイン事体にまで目が届きにくかったりします。だからラフの方がいいというわけではありませんが、
時間もそれほどかからず気負い過ぎずデザインに集中できるといった面は利点です。
モデルさんが着さえすれば、よれよれシャツでも素敵なファッションに見えます。可愛く描けた時のみ可愛い女の子キャラはデザインが優秀なのではなくて、その絵描きの描く女の子が可愛いのです。
本当は中身も最高に可愛いのが前提なんですが、私はほどほどに描けていた場合でも可愛いデザインこそ真の可愛いキャラデザインだと考えています。※原案が別にあるアニメなど、細かなバランスや顔だち・設計についてもキャラクターデザインとする場合もあるようです。どちらかといえば前者の要素が強いですが、ここでは別の意味で使っています。デザインを考える際は、誰が描いてもレイチェルだよぉといえるデザインかどうか(同一性が維持しやすいかどうか)も一つの目標になっています。

第99話“転”編_終/つづく

△◇▽□△■▲◆萌えキャラ月ペン入れ姫日◆▼■△◇▽□△

魔法のコトバ:レイチェルペン入れ中 魔法のコトバ:レイチェルペン入れ

萌えキャラ描きのペン入れ

線に力を込めます。
この“萌えキャラデザイン絵日記エスカルゴ風”では、デザインの修業と研究がテーマなので、基本的にラフに色をつけたものを完成品としています。通常イラスト作品は、ラフからイメージをより鮮明なものにするために、ペンを使ってラフの線を整理・洗練し、抑揚を与えるなどして線に力を込めていきます。この作業をペン入れといいます。ペン入れしたラフ(左)に消しゴムをかけて調整したものが(右)。現在魔法のコトバの作品のほとんどはラフとペン入れをアナログでしています。特に印刷物での上がりが格段に良くなり、モノクロ原稿ではペン入れ必須とされる場合がほとんどです。※最近は印刷以外にも発表の形態が色々あって、ペン入れしない人もそれなりにいるようです。

設計図通りにはいかない
鉛筆線のラフ画の上からペンとインクで仕上げをするいわゆる清書がいわゆるペン入れなのですが、
ペン入れはこれ次第で絵のパワーが半分は決まってしまう重要な作業です。どこの部署も似たような問題を抱えているもので、前に似たようなことを書いた気がしますが、パワーとバランスという点ではっきり異なります。下描きを正確になぞるだけでは線の勢いが死に、頼りない線になってしまいます。慎重になり過ぎると緊張していい線が引けず、いい線が引けないと修正が必要になって、修正するほど原稿用紙が痛んで線が引きにくくなる…と悪循環に陥ることもありがちです。だから設計図通りにいかないものだと割り切って、正確さより、ある程度勢いと思い切りとで描いていきたいのです。こうなると設計図というより予定表といった方がしっくりくるのかもしれません。

なぜペン入れをするの
漫画アニメ的な表現では輪郭線が命。アタリの線や余分な線が含まれていると作品への意識や情報が分散しがちです。ラフの分散した情報をペン入れでまとめ凝縮する。場合によっては
情報が分散したままの方がよく見える事もありますが、大抵は見る人の目に都合のよい解釈がされているだけで、描き手の意図を超えた過大評価です。絵描きにとって、特定の場面における理想の線はいくつもあるものではありません。より自分らしさを求めるなら、ペン入れをした方が近道だと思うのです。ペン入れ後、線の密度は少なくなってしまいますが、一本の線の持つ情報の密度と安定感はペン入れ以前と比べ物になりません。
上手い人のラフはハッとさせられるものがありますが、ペン入れすれば上手くなくてもハッとしてもらえます。真摯な線にはそれくらい説得力がこもります。
ラフでは各々の期待と想像の域を出ず、決して皆で共有されることも叶わなかった愛しいオーバーニーソックスの流れるようなラインも、ペン入れを経れば直接夢と希望を与えてくれるようになるのです。ラフは試行錯誤などのプロセスからうかがえる描き手の真摯な姿で心を打ち、ペン画は選び抜かれた線の迫力で作品の精神を伝えているのかもしれません。
まとめ。“ペン入れで二階級特進”

第99話“承”編_終・つづく

△◇▽□△■▲◆萌えキャラ月ラフ姫日◆▼■△◇▽□△

魔法のコトバ:レイチェル姫ラフ

萌えキャラ描きな日常・ラフ

絵の可愛さがここで決まっちゃう。
魔法のコトバも無事9周年を迎え、絵日記も第99話に達しました。いつもとちょっと趣向を変えて、我らがマスコットキャラクター・レイチェルの制作を追って行きたいと思います。

ラフは絵の設計図
ラフはいわゆる絵の下描きです。絵日記で普段アップしている絵もラフに色を付けたもので、今回の絵はより生に近いです。

調子がいい時ほど早くできるけれど、乗って来ないとなかなか仕上がらない、エンジンのかけ方が難しい作業です。イラスト作品には多かれ少なかれ絵のDNA的情報が含まれていて、構図の取り方であったりキャラクター造形のルールであったり、技量や得意不得意、時には性格や体調までも読み取れる場合があります。中でも設計図の役割を果たすラフ画はその傾向が強く、できた時点で絵の可愛さがほぼ決まってしまうので気が抜けません。まとめると“ラフは絵描きのエッセンス”なのです。

ちなみに絵によっては、このラフの前段階にあたる“ラフのラフ”なるものを描く場合があります。より設計図に近い、構図やバランスなどの原案にあたるごく簡単な絵で、針金人間だったりサムネイルのようなものだったりします。今回はシンプルな立ち絵なので特に作っていません。

※いつものフォームは絵が完成した際にアップ予定です。

第99話“起”編_終・つづく

△◇▽□△■▲◆魔法少女月姫日◆▼■△◇▽□△

ちょっぴり上目遣いなレイチェル姫

ちょっぴり上目遣いな姫君

初心に帰って難しい話はなしで!

環境の変化もあって大分開いてしまいました。久しぶりにバストアップの掲載。絵が大きく載せやすいのが魅力です。ちょっと線が荒いですが可愛く描けて満足。

絵日記の今後を占うテーマ選挙
皆に問う。絵日記で見たいテーマはどれ?今回出馬の候補者はワンピース特集おさげ特集水着特集。他にも予定があったり、いずれ全部やるような気がしないでもないですが、今からニーズを調べておきたいのです。

魔法のコトバで最も力を入れている服ワンピース。結木さくらの萌えキャラと親和性の高い髪型おさげ。誰だって気になる可愛いあの子の水着姿。いずれ劣らぬ強豪テーマたちです。選挙権はこの絵日記を読んでくれているみなさま。多重送信は無効(最後の一回のみカウント)。コメント内容も多少加味します。選んで送信するだけで参加できますのでぜひ一度ご投票を!

あなたレビュー
バストアップが可愛いです!
ワンピースへの愛とこだわりを見せてください。
他ではなかなか見られないおさげ髪の妙に期待!
貴方のキュートでせくしーな水着姿絵は評価してます。
こめんと
 

レイチェル

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【萌え絵日記のよく分かる解説】
●あなたレビュー
一番あなたに近い選択肢を選んでください。こめんとは自由に書いてね。
あなたの声が入っているとすごく嬉しいな。
『できあがり』を押せば完成です。好きなだけできあがってください。
それぞれ「ちょっとしたおまけ画像」が付いています。
※全て文字数制限はありません
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●ページ番号は基本的に掲載順
日記形式なので同じページ内では上へ行く程新しい記事です。
一話完結でどこからでも読めますが、順に進むと全体の流れを楽しめます。
特に印象に残ったテーマをページごとのタイトルにしています。
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●偏ったテーマ選び
萌えキャラの造形要素から気になる分野を中心に深く掘り下げます。
おさげ補正は30%↑です。
テーマは『こめんと』やリクエストからも発展します。
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●研究発表
この絵日記の研究の成果は
魔法のコトバの制作全般に活かされており、
完成作品は同ギャラリーなどで楽しむことができます。
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●運営方針
日記内の文章はすべて独自の調査に基づく個人的な見解です。
取扱いを間違えばあなたの社会的信用を損なう恐れがありますので
鵜呑みにするのはよしましょう。
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●その他
掲示板やこの日記などで、忘れた頃にコメントへのレスがつく場合があります。
レスできなかった場合も大事に読ませていただいています。
かならず欲しい場合は掲示板にも気軽に書き込んでみてくださいね。
この絵日記はエスカルゴ時間を基準に運営しています。

マホ

(C)1999-2012 彩色研究所美術部 (C)結木さくら

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